会務報告

秋季会員交流会

月 日:平成30年9月26日(水)~27日(木)
場 所:尾道・倉敷方面(鞆の浦-尾道-倉敷)

内 容
 今年の秋季会員交流会は「DISCOVERせとうちの旅」と題して鞆の浦や尾道、そして倉敷を訪れました。また今話題沸騰中のスポットや一流の施設を訪れて刺激をいただく機会ともなりました。
 京都から新幹線で福山に到着すると、まずはバスで鞆の浦を訪れました。ここは広島でも屈指の風光明媚な土地であり、江戸時代には「潮待ちの港」として栄えた町です。「いろは丸」にまつわる奇跡をたどったり、映画のロケ地としても名高いレトロな町並みを散策しました。
 昼食はホテル欧風亭にて、せとうちを眺めながら海の幸を堪能しました。この時、ホテル社長の村上氏より、鞆の浦は2009年に勝訴した景観論争により、歴史的、文化的価値を有した景観保全に至ったというお話を伺いました。
 尾道ではせとうちSEAPLANESからせとうちに浮かぶ小さな宿として、1年前に就航したばかりのguntu(ガンツウ)を館内見学させていただきました。guntuはこれまでの一般的な客船とは違い、細部に海との調和がデザインにあしらわれ、木のぬくもりが感じられる夢のような空間を有した客船でした。
 宿泊先の「ベラビスタ スパ&マリーナ尾道」は大人のリゾートライフを感じられる空間でした。 夕食の懇親会は海をみおろすレストランで、会員相互の親睦を深めるひとときとなりました。またホテル内では「ディスカバーリンクせとうち」社長の出原昌直氏にご講話いただき、町おこしのご功績や、それにまつわる紆余曲折のお話を伺いました。次世代に残したい未来を描いた長期スパンでのお考えに触れられましたが、これは京都にも共通する課題で、とてもいい刺激になりました。
 翌日は尾道美術館を訪れ、学芸員の梅林さま解説の中、尾道を拠点に理想の旅を実践した「小林和作氏の旅する文化人展」を鑑賞しました。その後は尾道を後にして倉敷へ移動し、国指定重要文化財の旧大原家住宅を訪れました。ここでは大原家のあゆみや展示品はじめ、蔵書にかこまれた空間などを見学しました。また自由に美観地区を散策しました。
 今回の交流会は、総じて歴史的かつノスタルジックな町を訪問することで、京都の良さやこれから取り組むべき事などを再発見し、研鑽を積む機会となりました。また雨の予報にも関わらず素晴らしいお天気にも恵まれ、会員の相互の交流を深める良い機会となりました。

【参加者:33名(うち事務局1名)】
担当:会員・交流委員会