会務報告

月例会「歴史と景観を守る お茶の京都」

担当委員会:環境・福祉委員会
開催日時:平成29年9月21日 (木)8:30~18:30
開催場所:京都山城地区 【和束町・宇治市】
参加者数:37名

内 容
 9月例会は、京都府が推進されている山城地域を舞台とした「お茶の京都」事業を通じて、お茶産業の振興、美しい景観の維持や文化の継承・発展などを学んで参りました。
 会議所をバスで出発し、車中にて毛利会長のご挨拶の後、京都府副知事城福健陽氏より、「海」「森」につづく「お茶の京都」の取り組みについての講話を頂戴しました。
 お茶の生産地として長い歴史を有し、素晴らしい景観を形成し、現在も最高級品質のお茶を生産している京都府南部地域。世界文化遺産登録に向けて様々な発信をされ、小売消費の拡大を促進し、地域振興のために着地型総合プロデューサーであるDMO(Destination Management Organization;観光物件、自然、食、芸術・芸能、風習、風俗など当該地域にある観光資源に精通し、地域と協同して観光地域作りを行う法人)という組織を設立されたことについて語っていただきました。
 和束では、京都府景観資産登録第1号に指定された豊かな山腹に広がる茶畑を観賞し、茶農家直売の高級茶葉や特産品を購入しました。
 宇治市内では、黄檗山萬福寺拝観をし、昼食は田中顧問のご挨拶の後、中西直前会長による「お茶での乾杯」で名物の普茶料理を堪能いたしました。
 午後からは、世界文化遺産の平等院鳳凰堂と宝翔館を巡りました。 その後、匠の館で日本茶インストラクター(通称茶ムリエ)のもと、お茶の淹れ方、お茶の魅力と本物の味を知る体験、そして、伊藤久右衛門で抹茶スイーツなどお土産を購入し帰路に着きました。最後は車中にて安藤副会長のご挨拶で締めくくられました。
 お茶の京都DMOの脇社長にも終日ご同行いただき、秋晴れのもと有意義な一日となりました。