会務報告

京都商工会議所女性会 30周年記念事業

月 日:平成26年6月4日(水)
時 間:京都ホテルオークラ
場 所:記念講演:15:00〜16:10
    記念式典:16:30〜17:10
    祝賀会:17:10〜19:30

内 容
 京都商工会議所女性会は、昭和59年に婦人会として設立して以来今年30周年を迎えるにあたり、記念事業として記念講演・記念式典・祝賀会を開催しました。

 記念講演は、公益財団法人21世紀職業財団会長の 岩田喜美枝様より、「私の生き方、働き方」と題してご講演いただきました。これまでの人生①キャリアを作る②家族を作る③社会と関わる3本柱で、公務員の上級職ではほとんどが男子のみの求人で唯一毎年女子を採用していた労働省に入省したことに始まり、仕事体験を通じてキャリアをみがき、民間企業では資生堂を初めとして代表権のある取締役として「中途採用や女性であることをハンディではなく強みとして捉え」少数意見でもしっかり言って来られたこと、子どもを持って本当によかった・人生が豊かになったこと、そして「仕事を通じて世の中のお役に立ちたい」との思いが、実践を通じて実感でき幸せだったとお話になりました。私たち働く女性へのアドバイスとして「キャリア作りをあせらない」「難しい仕事・異動から逃げない」「出産を希望するなら先に延ばさない」「転職は良いが、仕事をやめてはいけない」「チャンスは来る、夢は諦めない」など、先輩としてなるほどと頷かせられる示唆に富んだお話に、一同真剣に聞き入りました。

 記念式典は、商工会議所女性会の歌の斉唱ではじまり、物故会員への黙祷に続き、中西たえ子会長が、「京都女性経営者の交流・研鑽の場として発足し、事業を重ねる中で社会貢献への取組みも広げてきました。30年間脈々と引き継がれて今日会員103名、継続は力なりと地域経済に貢献して行く決意です」と挨拶され、「30年の歩み」と題した映像で綴る記録が披露されました。 この記念式典にご来賓として臨席いただいた、山田啓二京都府知事、門川大作京都市長、立石義雄京都商工会議所会頭、山崎登美子全国商工会議所女性会連合会会長から、お心のこもった祝辞を頂戴し、その後「創立30周年記念事業目録贈呈」「記念品贈呈」「花束贈呈」と続き、華やかに記念式典が閉会しました。

 祝賀会は、金剛流若宗家による祝舞 舞囃子「高砂」で厳かに開宴し、塚本眞理副会長から「皆様の心温まるご祝辞に元気が出ました。これを今後につなげて行きたい」との挨拶、「パワフルな歴代会長のもと発展されたお祝いに」との村田純一京都商工会議所名誉会頭の音頭で日本酒で乾杯しました。全国の商工会議所女性会からも多数ご参加いただき、会食には祇園甲部の芸舞妓さんが花を添え、楽しく親睦を深めることが出来ました。最後に葛城万寿子副会長より「これから50年・100年と益々発展して行けるように努めます」との閉会の挨拶でお開きとなりました。