先輩×後輩 対談

第1回 先輩×後輩 対談 「これからの出会いを通じて」
老舗を守っていくこと
対談

毛利

こんにちは。お忙しい中をありがとうございます。
今日はよろしくお願いします。

松野

緊張しております。
どうぞよろしくお願いします。

毛利

早速ですが、お仕事についてお聞かせください。

対談

松野

私ども「松乃株式会社」は鰻料理専門店でございまして、祇園四条南座東の本店「祇をん 鰻松乃」と洛北の「松乃鰻寮」の2店舗で鰻料理をご用意させて頂いております。 初代である祖母の松野里香が1939年に創業致しまして、私で三代目になります。

対談

毛利

鰻というと、「土用の鰻」という言葉が頭に浮かぶのですが、そういったしきたり的なことは京都の人は特に大切にされていると思います。
老舗を守っていくことは大変なことですが誇りでもありますね。お店の中ではどういったお仕事をされているのでしょうか?

松野

立場としては「若女将」になります。女将である母の背中を見ながら接客、部屋の設えや掃除、経理などお店の動き全体を見て把握し、統括する仕事をしております。

毛利

そうですか。若女将として色々なところに気配り、目配りをされるということは素晴らしいことだと思います。
では、今回女性会に入会されたきっかけについてお聞かせいただけますでしょうか?

対談

松野

はい。
お店の事で何かあった時、私の場合は日常的に両親に相談することが多いのですが、家族や身内だけでなく、会社の経営等についてお話を伺ったり相談させていただく場があればと思っていましたところ、数ある団体の中で、ボランティア団体ではなく、経済団体である商工会議所女性会に魅力を感じまして、ご縁があれば入会させて頂きたいとお願いしました。

毛利

確かに、当会は経済団体であり、皆さん、様々なご職業であり、それぞれの分野で活躍されてますね。
実は私も、女性会に入会するまでは、呉服の世界にいて、あまり他の世界を知らなかったのですが、ここで異業種の方達と出会い、沢山のことを学ばせていただきました。
松野さんはお若いですから、どんどん吸収していっていただければと思いますよ。

視野を広げていくことができるのも、女性会の魅力
対談

毛利

日々お忙しくされておられるので、息抜きというか、プライベートではどのように過ごしていらっしゃいますか?

松野

はい。ライフスタイルというか、私の趣味は茶道なのですが、それ以外では散歩やウィンドウショッピングが好きです。

お友達と出掛けたり、一人でだったりしますが、川辺を歩いたり、自然の中を歩くことがとても息抜きになります。

一人になってみると、仕事の場面で壁にぶつかった時でも、冷静に考えて吸収することができますし、リフレッシュになります。そうしてまた気持ちを切り替えて、新鮮な気持ちで仕事に向かうことができるように思います。

毛利

お仕事から離れてほっとできる時間というのは大切ですね。
お仕事と違うことをするとリフレッシュできますよね。松野さんは普段お忙しくお客様に接する仕事をされているから、ゆっくりなさるのが何よりのリフレッシュになっているのですね。
また、自然に触れて、季節ごとのちょっとした変化を感じることはとても楽しいですよね。
さて、女性会の活動には色々な行事があります。
もちろんお仕事が一番ですが、お時間のおありの時はぜひ行事にご参加くださいね。

対談

松野

ありがとうございます。
色々な行事に参加させて頂きながら、自分の視野を広げ、特に、先輩の方々が実際に経験して来られたお話を伺うことで、自分の糧にさせて頂けたらと思っています。

毛利

そうですね。
当会は異業種というだけでなく、年齢もお若い方から年配の方まで本当に幅が広いです。
また環境福祉、文化経済、会員交流、広報情報と4つの委員会があり、それぞれの分野での活動をしたり、様々な分野の講師の方に来ていただいてお話を伺う機会もあります。
そういった意味で、一つだけのことを掘り下げていくだけではなく、色々視野を広げていくことができるのも、女性会の魅力ですね。

松野

はい、例えば身近な環境問題などについても、学ばせていただき、職場に取り入れさせていただければと思っています。

毛利

松野さんがこれからの出会いを通じて、沢山のことを吸収されて成長されていかれることを楽しみにしております。

対談